少しずつ変化が出てきたとき









息子の高校時代の
エピソードのつづきとなります。









・・・その後も、息子が
やりたいことを見つけることができるように、
自分の職場へ連れていき、
興味のありそうな課の見学をさせてもらったり、
実際に働いているところを見せてもらったり、
どうゆう仕事をしているかの、
話を聞かせてもらったりしました。









なるべく、私と2人で出かける時間を多めに作り、
車の中でいろいろと話をする機会を設けると、
本当に素直にいろいろなことを話してくれました。









そのあたりから、
少しずつ自分の目標が見えてきたのか、
休む回数も少しずつ減り、さらに成績も上がってきました。









それが、3年生に上がって少し経った頃だったと思います。。。









一度きっかけがつかめると
高校を休むことがほぼなくなり、
それと同時に成績も戻ってきました。
そして・・・
無理だと言われていた進学先にも無事合格。









大学に入ってからは人が変わったように、無遅刻無欠席で、
毎日楽しみながら、勉強をしていたようです。









その後は
第一希望の会社に内定も決まる、という、
わたしとしては奇跡のような展開となりました。









さすが! 血は争えない事件





・・・今では本当にあの頃が嘘のようですが、









不登校気味の時出来事で、
とても印象深い思い出があります。









その日の朝も、体調が悪いという理由で
学校へいけませんでした。

私もちょうどその日休みだったので、
「じゃあ、気分転換にどっかいこうか」
(悪い親ですみませんw)
と誘い出し、ゲーセンに行きたいというので、
隣町までドライブをしながら、
途中のゲーセンに寄りました。









お互いに好きなことをして遊んでいると、
息子が落ち込んだ顔をして、
私のところへ戻ってきました。









「どーした?」と聞くと、●●●(その時好きだったアニメ)の
フィギアを取ろうとUFOキャッチャーをしたけど
取れずに持っていたお金(5000円以上)を全部使ってしまった・・・
とのこと。









それを聞いた私は、思わず
「マジで!?じゃあ、今月は一文無しじゃんw」
と言って、大笑いをしてしまいました。
(その月にあげたお小遣いプラスαを全部使いきったのです)













実は私も若いころ、当時結婚まで考えていた彼と
お互いの親の反対で別れ、
自暴自棄になって、もらったばかりのアルバイト代を
全部使ってしまったことがあり、
血は争えない!と感動?してしまったのです。









ちょうどその時、
息子が一番病んでいた時だったので、
痛いほど気持ちがわかりました。









その月は
『家の手伝いをして、お小遣い稼ぎをしなさいね。』
ということで、一件落着。(なのかな?)
家にいるときは、一生懸命バイト(家の手伝い)をしてくれました。









それを境に、
少しずつ彼の中で変化が出てきたようでした。









子供も大人も気持ちは同じです。
つらい時には思いっきり羽目を外してみるのもいいのかもしれません。
それをきっかけに、自分の中で変化が出てくることも時にはあります。









私はとにかく、
子供たちに無理をせず、
大きくなっていってほしいと願っています。