今回は介護の仕事内容について書くつもりでしたが、
2月13日福島県沖を震源地とする、
震度6強の地震が発生したことを受け、
自分が経験してきた震災についての思いと、
日頃から行っている我が家の地震時の対応と対策について、
なにかの役に立てばと思い、内容を変更しました。













私が住むところは、震源地の隣県のため、
福島や宮城県ほどではありませんでしたが、
それでもかなり長い、大きな揺れを感じ、
隣の部屋にいた末っ子と二人で、
部屋の中で一番安全と思うところへ移動し
揺れが収まるまで二人でじっとしていました。









恐らく揺れが収まるまでには3分ほどだったと思うのですが、
体感としては10分くらい揺れたのでは、
と思うほど、なかなか収まらなかったように感じました。









自分自身が幼いころに宮城県沖地震や、
10年前の東日本大震災を経験していることから、
地震に対してかなり過敏、というか
人より怖がりになっている部分があると思うのです。

会社でも、ちょっとでも地震が来ると誰よりも早く机の下にもぐって
「行動が早い!」と驚かれたこともありました(笑)
まずは縦揺れか横揺れかを感じ取り、
そこから次の行動を考えるようにしています。









近くに頼れる人(当時は親だったり、彼氏だったり)がいるときは、
つい甘えが出てしまい「どうしよう!怖い!」と
プチパニックになったりするのですが、
さすがに今は子供を守る立場なので、
とにかくまずは子供たちを安全な場所に誘導し、
「大丈夫」と安心させることを優先しています。









今回、夜に地震が起きたということで、
長男と次女は家にいたのですが、長女が夜勤の真っただ中。
普段、長女もかなりの怖がりなので、心配になり、
地震が収まってからすぐさま「大丈夫だった?」
LINEを入れました。

そのあと、少し離れたところで一人暮らしをしている母親にもすぐに連絡をし、
安否の確認が取れ、ほっと一息。

その間、彼氏や友達から、
次々私の安否を気遣うメッセージやLINEが送られてきて、
本当にありがたく思いました。









しばらく長女から返信がなく、
既読もつかない状態だったので少し心配になりましたが、
20分くらいたってから、ようやく返信が。

「大丈夫」のあとに
「今、みんな(利用者さん)の見守り中」とのことで、
一人で気丈に頑張っている娘に感動してしまいました。









小さな施設のため、
夜勤をほぼ一人で勤めている長女
(すぐ近くに所長さんは住んでいますが)。


後で聞いた話だと、
地震の最中にトイレに居て転びそうになった利用者さんを
抱きかかえて地震が収まるのを待ち、
その後、各階の部屋をすべて回り安否の確認をし、
それから各上司への連絡、報告。
そのあとも不安で寝れない方へのフォローなどをして回った
とのことで「いつもとは違って忙しかった~」と、話していました。









今回は幸い被害がなかったので良かったものの、
大きな地震が来た際には、
利用者さんの避難の誘導や、動けない方の介助など
テキパキとこなさなければなりません。

家ではかなりのんびり屋の長女ですが、
仕事になると別人になるようで(笑)
学校で学んだ訓練や、実習をしっかりと覚えており、
きちんとこなしているようです。

家に帰ってきたとたん、
ママ(私)に甘えて
「本当は怖かったんだけど私頑張ったんだよー、ほめてー」
と言ってくるような子ですw





よく頑張ったね!と
その日は褒めてあげ、
家の中でのことやその日の振り返りをしました。













さて、地震についての話に戻りますが、
前述のとおり私が地震に対してかなり過敏になっていることから、
今住んでいる地域は比較的地震が少ないものの、
とにかく家中地震対策をしています。









まず、タンスや食器棚、本棚など
倒れてくると危険なものには耐震ポールを設置。










それだけでは安心ができず
加えて耐震マット家具転倒防止安定板などを、
引っ越しをしたらすぐに取り付けます。






子供が小さいころは、冷蔵庫やテレビにも転倒防止のグッズをつけていました。









そのためか、今まで大きな地震が来ても
我が家は物が落ちてきてり
食器が棚から飛び出してきた、ということも
本が落ちてきたこともありません。
(倒れたのは、写真立ての写真くらいかも)









また、我が家では定期的に、
親子で連絡手段の確認や、
もし、全員が仕事中などでバラバラの場所にいる際に
地震が起きた時の集合場所も決めるようにしています。


まずは身の安全の確保を優先にすることが大切です。
基本的なことですが、
家にいるときや職場など屋内にいるとき、
特に揺れがひどい場合は机やテーブルの下に隠れ、
物が落ちてきても身を守れるように、と教えています。


また、脱出口の確保も重要です。
建物のゆがみから、戸や玄関があかなくなった場合などの
脱出方法も話し合うようにしています。
窓には近づかない、外にいる場合は塀のそばには行かない、など・・・









他には、車のガソリンは半分になる前に詰めて、
常に満タンに近い状態にしておく。
携帯電話の充電器は持って歩く。
など。。。数えたらキリがありません(笑)









でも、いつもの話し合いがよかったのか、
今回の地震の際もみんな落ち着いて行動ができたし、
揺れが収まった後に長男が家の中を点検して歩いてくれました。









何よりも、みんなが同じ場所にいた、
すぐに連額が取れたという
安心感もありました。













東日本大震災の時は
偶然長女を迎えに行くところだったので、
長女とは一緒に行動ができましたが、
長男と次女は学校に居て連絡が取れず
半日ほど不安で仕方がありませんでした。









また、両親に至っては、
当時、震災が一番ひどい地域に住んでいたため
1週間以上連絡が取れず、
正直なところ、最悪の事態も考えたこともありました。









地元の友達とSNSを通じてやり取りをし、
近辺の状況を確認していましたが、
なかなか連絡がつかず。。。









今思い出しても涙が出そうになるのですが(汗)
1週間ちょっと経った日に
見知らぬ電話番号から着信がありました。









まさか!と思い
慌てて電話に出てみると、
父からでした。。。
家の電話、携帯がすべて通じなくて、
たまたま同じ集会所にいた
「自分の電話(キャリア)が通じる」という人から電話を借りて
ようやく連絡をすることができた、とのことでした。


その時私は会社で仕事中だったのですが、
周りを気にする余裕もなく、
安堵から号泣してしまいました。









そんな経験もあり、
家族とは常に連絡がとれる体制
(電話が通じなかった場合などの連絡方法)や
移動できる場合は、避難場所へ行く
などの決め事をしっかりするようになったのです。









地震に限らずですが、
災害はいつ起こるかわかりません。









皆さんのご家庭では
災害の際のルールは
どのように話し合っていますか?









ぜひ、各ご家庭の親子間・家族間のルールも
参考にしたいと思っています。